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上高地登山案内人組合とは |
上高地登山案内人組合は、上高地のガイド組織としては、歴史が一番長い。
大正10年の槇有恒による、アイガー東山稜初登攀を契機として、日本アルプス登山の開拓時代が始まり、岳界は岩登りと積雪期登攀に集中して行った。
大正11年、奥原英男が、島々口案内者組合を組織する。現在の組合長の奥原宰は孫。
案内人第一号は、大井庄吉、第二号は内野常次郎。
大正14年、日本アルプス案内人組合結成、安曇村支部となる。
昭和4年3月、予てから懇意であった、慶応大学助教授、大島亮吉氏の遭難に際し、案内人組合の有志10名を捜索にあてた。
その後、戦前戦後を問わず、地元の島々、稲核から、数多くの案内人が、増え続ける登山者の案内にあたってきた。
上高地のバスターミナルにおける、手荷物の預かり業務も大事な役目となっている。
一般的には、昭和の終わり頃からは、上高地案内人組合と呼ばれるようになってきたが、正式には、平成16年から、名称を「上高地登山案内人組合」とした。
平成10年くらいまでは、高齢者が多く、実際にガイドができるものは限られてしまっていたが、現在では若手も入り、活動が活発化している。
登山ガイドとしてやってきた私たちは、途中の花や木などの事はお客様に話しながら登ってはきたし、山菜やきのこなどの知識と経験はあるものの、ネーチャーガイドとしての経験は乏しい。
今回の、協議会のなかで、上高地の自然解説について学んで、お客様の案内に役立てて行きたい。
主に登山の案内を承る。
お申込みは、TEL:0263-95-2044へ。
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